ブドウのあまりの熟度の高さに、みずみずしさを保ったバランスの良いワインに仕上げる腕が試されたヴィンテージでした。
2012年3月、ロバート・パーカー氏のコメント:「フェラン・セギュールにとって1990年以来のベストヴィンテージ。濃厚で、フルボディ、強固なワイン… グラスに注がれた、濃厚で、フルボディ、いまだに官能的で魅力たっぷりのワインからは、完熟ブラックベリーやブラックラズベリーを思わせるアロマとミネラル感、ほのかな樽香が立ち上ります。このフェラン・セギュールは特筆すべき深みと素材を含み、15年あるいはそれ以上の熟成を続けるべき将来有望ワイン」
2009年ヴィンテージのトップクラスワイン同様、フェラン・セギュールもスケール大きなフルボディで、たっぷりした果肉感、上質なみずみずしさ、精度、エレガンスを感じさせます。これまでのグレートヴィンテージが冷涼なヴィンテージあるいは酷暑のヴィンテージのいずれかに属する特徴を備えていたことを考えると、むしろ逆説的と言えます。この2009年はいずれにも属するスタイルのワインです。クワノミ、ボイセンベリー、つぶしたジャムっぽい黒果実、豊富なタンニン、ミディアム〜フルボディ、芳醇な口当たり… 20年あるいはそれ以上の熟成に適したストラクチュアを備えています。将来有望ヴィンテージ。(2回にわたって試飲)飲み頃:2010-2030
スコア:90/92